【限界値引きへの挑戦】エブリイ ワゴンの値引き交渉のコツや相場はどのくらい？

エブリイ ワゴンの値引き額の相場と目標額

引用：https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/styling/

エブリイワゴンは1964年発売のスズキ・キャリイバンの流れを汲むワンボックス型の軽自動車で、商用タイプのエブリイに対して乗用タイプのエブリイワゴンという棲み分けになっています。

最近は値引きも緩くなってきていて、交渉材料を揃えておけば、大幅に値引きをしてもらえる可能性があります。

ここからは具体的な値引き額や目標とすべき値引き額はどれくらいなのかについて解説していきます。

エブリイ ワゴンの値引き相場

エブリイワゴンの値引き相場は、車両値引き額平均10万円、オプション値引き額平均3万円（合計13万円）です。

現行型は2015年登場で、他車種と比べて値引き額は高くなっています。

一方でスズキの社長が「エブリイをベースにBEV（電気自動車）を開発する計画がある」と述べたことから、エブリイワゴンのモデルサイクルはまだ続くと考えられます。

つまり、これから比較的長い期間は、大きな値引きが期待できるということです。

エブリイ ワゴンの目標値引き額

エブリイワゴンの目標値引き額は車両とオプションを含め、約25万円になります。

基本的には車両本体値引き額を重視し、車両からは16万円以上を目標にしましょう。オプションをほとんど取り付けない場合は、そこからの値引き額上乗せは厳しいかもしれません。

エブリイ ワゴンを値引きしてもらった人の口コミ

やっぱりエブリイワゴン新車で買うことにする。だって20万円ほど値引きしてくれるって、儲け度外視だって。すんません

— つきひ (@ogosizaka) June 13, 2014

エブリイワゴンの値引きに関する口コミを見てみると、上記のような口コミを確認することができました。

事前にリサーチして交渉を進めていき、25万円を越える値引きを実現したという実例も見受けられました。

一方で、最終的な値引き額がオプション値引き5万円という例も見られたので、やはり値引きに関する情報をあらかじめ準備して交渉のテーブルに着くのが得策といえるでしょう。

エブリイ ワゴンを値引きしてもらうコツ

相場と口コミを見て、値引き交渉には事前情報が大切であることが確認できました。

ここからは具体的にエブリイ ワゴンを目標の値引き額まで引き上げるコツについて解説していきます。

競合車種を提示する

引用：https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/styling/

エブリイ ワゴンを値引き交渉する際には、用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示してみると良いでしょう。

特に初回から値引きの相談をしてしまうと、先方も引いてしまうこともあります。

競合車種を出すことで、「他車を購入されてしまう」という危機感を先方に抱かせることができるので、本当に値引き可能な額を提示してもらいやすくなります。

エブリイ ワゴンの競合となるのは以下のような車種です。

• ダイハツ・ハイゼットカーゴ

• ホンダ・N-VAN

• 三菱・タウンボックス

• ダイハツ・アトレー

エブリイワゴンなどのワンボックス型の軽自動車は荷室の広さが重視されるので、最初は商談というよりも、同じく実用性が売りの他車や金額で迷っている素振りをし、妻はN-VANにしたがっているなどと伝えながら、エブリイワゴンが第1候補だと気付かれないようにしましょう。

本命を伝えずに迷っていることや、具体的な予算も伏せておくことがおすすめです。

積載力や機能など実用性が重視される軽ワンボックスカーですが、場合によっては「スーパーハイトワゴンも候補に入っている」と言ってみるのも良いでしょう。

ディーラーで競合させる

車を販売するディーラーには、メーカーが直営している場所とそのフランチャイズ店が存在します。

これにより、同じ正規のディーラーではありますが、経営している会社が違うという現象が起きます。

すると、同じ車を扱っていてもライバル店のようになっていますので、どちらも販売台数などの目標があり、自分の店で車を売りたいということになります。

これを利用して、ディーラー同士で価格を競合させることで、さらなる値引きを目指すことができます。

ディーラーのホームページにて、会社情報を確認し、経営している会社が異なれば競合に持ち込める可能性があります。

購入を検討する店舗を複数リストアップし、値引き額を比較して交渉しましょう！

2回目以降の交渉の際は他のディーラーはいくら値引きしてくれた、競合車でのところではいくらだったのでいくらになるならここで買いますという具体的な金額なども言いながら交渉を進めましょう。

契約を匂わせながら具体的な交渉をすることで、値引きをしてくれる可能性が高くなります。

また、本体価格が値引きできなくても、数万円程度のオプションなどもサービスしてくれるかもしれません。

オプションで値引きしてもらう

純正のオプションをはずし、社外品を使用するもしくはつけないという選択をすることで、値引きが可能です。

	純正品	社外品
カーナビ	107,800円〜275,000円	27,800円〜269,760円	8万円〜16万円 お得！
ドライブレコーダー	39,600円〜42,900円 （フロントのみ）	1,000円〜20,301円	2万円〜4万円 お得！
フロアマット	58,300円	19,800円	4万円 お得！
ETC	11,000円〜27,500円	5,778円〜21,000円	0.5万円〜2万円 お得！

特にフロアマットの社外品は破れやすく、サイズがずれてしまっていることも多いため、フロアマットだけは純正という選択肢も持った方が良いかもしれません。

その他、カーナビやドライブレコーダーにもグレードがあるので、オプションを追加するにしても必要な性能のオプションを選びましょう。

また、オプションも値引き交渉の材料にもなります。

契約直前で少しまだ少し悩んでいる、もう一押し欲しいという場合には社外品の取り付けの工賃であったり、車検や点検をしてくれるメンテナンスパックをサービスしてくれる可能性もあります。

契約直前にこういったオプションをサービスしてくれたら契約する！という風に伝えてみることもおすすめです。

愛車を買い取ってもらい資金を作る

先ほども解説したように、新車をなるべく安く買うためには、現在所有している車の処分の仕方も大切なポイントになります。

ディーラーで下取りを行うのが最も簡単な方法ですが、ディーラーでの下取りはあくまで新車の値引きのために行われるものです。

そのため、あらかじめ調べた相場よりも、下取り額が相場より離れてしまう場合、査定してもらった中古車買取業者に買い取ってもらい、資金を作りましょう。

当記事では、グレードや走行距離による相場情報も掲載していますが、それらの項目を全て合わせた買取金額は車1つ1つで異なってきます。

詳しい査定額を知りたい方は最大30社一括査定が可能な「カーセンサー」で取引相場を確認すると良いでしょう。

実際に複数社の取引価格を把握しておくことで、下取りによる値引き額の交渉や買取交渉の際に損をせずに済むようになります。

車をなるべく高い売りたいと考えている方はまず、ネット査定で愛車の取引相場を知っておきましょう。

交渉時期を考える

車を買う際には時期も考えることで、大きな値引きをしてもらえるかもしれません。

大きな値引きが期待できる時期として、

• 2~3月の年度末決算期

• 6~7月のボーナス商戦

• 8月お盆明け～9月の中間決算期

• 12月のボーナス・年末商戦

この4つがあげられます。

特に年度末決算期である2~3月はディーラーでもキャンペーンなどを展開して、特別な値引きを受けることができる可能性もあります。

もちろん3つの時期でも特別な値引きが受けることができるかもしれません。

車を買う時期をずらしても問題ないという場合には、上記のような時期に購入することも検討しましょう。

残価設定ローンを利用して月々の支払いを抑える

車を安く購入する方法として、残価設定ローンを利用することもおすすめです。

そもそも残価設定ローンとはローンの支払方法のひとつで、残価設定型クレジットとも呼ばれています。

どのような支払方法かというと、契約時にあらかじめ残価と呼ばれる車の想定下取り価格を設定し、その下取り価格を差し引いた金額を毎月支払います。

例えば、300万円の車を5年の60回払いで買う場合は、金利を考えないと毎月5万円の支払いとなります。

しかし残価設定ローンを利用すると、例えば車が5年後に100万円で下取りしてもらえるとすると、200万円を60回払いで支払うということになり、毎月3万3千円となります。

ただしデメリットももちろんあり、残価設定ローンは下取りを前提としているため、契約が終わっても車が自分のものになるわけではありません。

残価設定ローンの契約が終わった場合には下取りに出して新しい車に買い換えるか、残価を支払って車に乗り続けるか、返却をするという形になります。

また、残価設定ローンの場合は車を下取りに出すことが前提になっているため、走行距離に制限があったり、傷や凹みにも十分に注意する必要もあります。

値引きに関しては手数料や時期などの関係で残価設定ローンなら値引きができるという可能性も多少はあるかもしれません。

ただ、やはり残価設定ローンを利用したからといって値引き額が大きく変わるという可能性は少ないので気をつけましょう。

エブリイ ワゴンと競合車種の特徴

先ほど値引きのコツとして用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示することをあげました。

そこで、エブリイ ワゴンの特徴や競合車種が具体的にどのように違うのか、どの点が似てるのかなどを把握しておきましょう。

エブリイワゴン

引用：https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/styling/

ワンボックス型軽自動車のエブリイワゴンはシートアレンジによって無理なく車中泊を楽しめる、室内空間の広さが特徴です。

エブリイワゴンとエブリイは一見見分けがつかないのですが、搭載するエンジンに大きな違いがあり、エブリイワゴンは全車ターボエンジンを採用しています。この差は大きく、レジャーなどでたくさん荷物を積載した遠出でもストレスを感じないで走行することができます。

また豊富な純正オプションが用意されていることも魅力で、特にレジャー用途のユーザーが多いことから、段ベッドセットやカーテン、ベッドマットなど車中泊のアイテムなどで自分用のエブリイワゴンをカスタマイズする楽しみも大きな魅力です。

現行型は初代キャリイバンから数えて6代目にあたるモデルで、2015年2月にデビューしました。安全装備も「スズキセーフティサポート」を標準装備し、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などでドライバーをサポートします。

ハイゼットカーゴ

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/

1960年11月に発売されたハイゼットは現行軽自動車の商標の中で一番長い歴史をもっています。そのハイゼットのワンボックスモデルがハイゼットカーゴで、エブリイワゴンの直接のライバルといえる存在です。

現行型ハイゼットカーゴは17年ぶりのフルモデルチェンジで2021年12月に登場した、ハイゼットとしては11代目にあたるモデルで、トヨタの新プラットフォーム技術「TNGA」のダイハツ版「DNGA」をワンボックスシャーシに初採用しました。

商用車らしい割り切りで後部にフルフラットになる大きなスペースを確保し、荷室長×荷室幅×荷室高は1915×1410×1250mm（シートを畳んだ状態）になります。

安全面でもダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」がステレオカメラを採用した新型となり、これを全車標準装備としています。

N-VAN

引用：https://www.honda.co.jp/N-VAN/webcatalog/styling/design/

N-VANはホンダが販売する軽貨物車で、それまでその役割を担っていたアクティ・シリーズからバトンタッチされるように2018年7月にデビューしました。

その名から分かるようにNシリーズの第5弾（1967年のN360から数えて）として登場し、N-BOXで開発されたプラットフォームをベースとすることで、軽商用車としては非常に珍しいFF駆動の車両です。

低床プラットフォームに助手席側Bピラーを廃止したことで、広大な開口部を設けたこともN-VANの大きな特徴です。またハイトールワゴンスタイルとすることで荷室容積も確保し、軽貨物車としての機能性にも優れています。

グレードは軽貨物車としての機能性を重視したベースグレードと、レジャーユースも想定した「N-VAN+STYLE」に分かれますが、ホンダの予防安全機能「Honda SENSING」は全車標準装備となっています。

タウンボックス

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/townbox/styling/

タウンボックスは三菱が販売するワンボックス型の軽自動車で、実はスズキのエブリイワゴンをOEM供給されています。現行モデルは2015年デビューの3代目モデルですが、2代目モデルからエブリイワゴンと兄弟関係が続いています。

エンブレムなど一部を除いてエブリイワゴンと共通なので、タウンボックスとエブリイワゴンは単純に価格の比較で選ばれる存在と言えます。

安全機能の充実や、シートレイアウトの豊富さでウォークスルーできる点などは言うまでもないでしょう。

アトレー

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/

アトレーはダイハツ・ハイゼットの乗用車版として登場した歴史をもち、長らく商用のハイゼットと乗用のアトレーとして棲み分けされていました。

現行モデルのデビューはハイゼットと同じ2021年12月で、直線的なスクエアボディによる広い室内空間と、それによる大きな積載量を活かすため、約20年ぶりの4ナンバー（商用車）として販売開始されました。

しかしハイゼットとは差別化が図られており、アウトドアやレジャーでの利用を考慮して、後席背面や荷室床面は防水・防汚処理がされ、もちろんフルフラットのよる車中泊も可能です。

またその他もアトレーが実質的には乗用タイプであることが、ハイゼットにはない全車速追従機能付きACCも搭載されていることから分かります。

まとめ

今回はエブリイワゴンの値引き相場や値引きを行うためのポイントについて解説してきました。

フルモデルチェンジはまだ先ながら、比較的値引きを期待できる期間が続きそうなエブリイワゴンです。

当記事を参考にして、納得のいく値引き交渉ができるように、戦略を立てておきましょう！