【限界値引きへの挑戦】クラウンの値引き交渉のコツや相場はどのくらい？

競合車種を提示する

引用：https://toyota.jp/crown/gallery/?padid=from_crown_top_navi-menu_gallery

クラウンを値引き交渉する際には、用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示してみると良いでしょう。

特に初回から値引きの相談をしてしまうと、先方も引いてしまうこともあります。

競合車種を出すことで、「他車を購入されてしまう」という危機感を先方に抱かせることができるので、本当に値引き可能な額を提示してもらいやすくなります。

クラウンの競合となるのは以下のような車種です。

• 日産・フーガ

• ベンツ・Cクラス

• BMW・3シリーズ

• アウディ・A4

最初にトヨタディーラーに行っても、いきなり値引き交渉というより「セダンに興味があるが国産車か外国車で迷っている」という程度にとどめておき、妻はベンツが良いと言っているというような切り出し方がよいでしょう。

いきなり本命をさらけ出すようなことは避けるべきですが、悩みどころはモデル末期でぐずぐずしているとオーダーストップになるかもしれないところです。

そう考える時間がないような気がしますが、「もう旧型になってしまうんですよね」とモデル末期であることもプラス材料になるような話をしておきましょう。

ディーラーで競合させる

車を販売するディーラーには、メーカーが直営している場所とそのフランチャイズ店が存在します。

これにより、同じ正規のディーラーではありますが、経営している会社が違うという現象が起きます。

すると、同じ車を扱っていてもライバル店のようになっていますので、どちらも販売台数などの目標があり、自分の店で車を売りたいということになります。

これを利用して、ディーラー同士で価格を競合させることで、さらなる値引きを目指すことができます。

ディーラーのホームページにて、会社情報を確認し、経営している会社が異なれば競合に持ち込める可能性があります。

購入を検討する店舗を複数リストアップし、値引き額を比較して交渉しましょう！

2回目以降の交渉の際は他のディーラーはいくら値引きしてくれた、競合車でのところではいくらだったのでいくらになるならここで買いますという具体的な金額なども言いながら交渉を進めましょう。

契約を匂わせながら具体的な交渉をすることで、値引きをしてくれる可能性が高くなります。

また、本体価格が値引きできなくても、数万円程度のオプションなどもサービスしてくれるかもしれません。

オプションで値引きしてもらう

純正のオプションをはずし、社外品を使用するもしくはつけないという選択をすることで、値引きが可能です。

特にフロアマットの社外品は破れやすく、サイズがずれてしまっていることも多いため、フロアマットだけは純正という選択肢も持った方が良いかもしれません。

その他、カーナビやドライブレコーダーにもグレードがあるので、オプションを追加するにしても必要な性能のオプションを選びましょう。

また、オプションも値引き交渉の材料にもなります。

契約直前で少しまだ少し悩んでいる、もう一押し欲しいという場合には社外品の取り付けの工賃であったり、車検や点検をしてくれるメンテナンスパックをサービスしてくれる可能性もあります。

契約直前にこういったオプションをサービスしてくれたら契約する！という風に伝えてみることもおすすめです。

愛車を買い取ってもらい資金を作る

先ほども解説したように、新車をなるべく安く買うためには、現在所有している車の処分の仕方も大切なポイントになります。

ディーラーで下取りを行うのが最も簡単な方法ですが、ディーラーでの下取りはあくまで新車の値引きのために行われるものです。

そのため、あらかじめ調べた相場よりも、下取り額が相場より離れてしまう場合、査定してもらった中古車買取業者に買い取ってもらい、資金を作りましょう。

当記事では、グレードや走行距離による相場情報も掲載していますが、それらの項目を全て合わせた買取金額は車1つ1つで異なってきます。

詳しい査定額を知りたい方は最大30社一括査定が可能な「カーセンサー」で取引相場を確認すると良いでしょう。

実際に複数社の取引価格を把握しておくことで、下取りによる値引き額の交渉や買取交渉の際に損をせずに済むようになります。

車をなるべく高い売りたいと考えている方はまず、ネット査定で愛車の取引相場を知っておきましょう。

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交渉時期を考える

車を買う際には時期も考えることで、大きな値引きをしてもらえるかもしれません。

大きな値引きが期待できる時期として、

• 2~3月の年度末決算期

• 6~7月のボーナス商戦

• 8月お盆明け～9月の中間決算期

• 12月のボーナス・年末商戦

この4つがあげられます。

特に年度末決算期である2~3月はディーラーでもキャンペーンなどを展開して、特別な値引きを受けることができる可能性もあります。

もちろん3つの時期でも特別な値引きが受けることができるかもしれません。

車を買う時期をずらしても問題ないという場合には、上記のような時期に購入することも検討しましょう。

残価設定ローンを利用して月々の支払いを抑える

車を安く購入する方法として、残価設定ローンを利用することもおすすめです。

そもそも残価設定ローンとはローンの支払方法のひとつで、残価設定型クレジットとも呼ばれています。

どのような支払方法かというと、契約時にあらかじめ残価と呼ばれる車の想定下取り価格を設定し、その下取り価格を差し引いた金額を毎月支払います。

例えば、300万円の車を5年の60回払いで買う場合は、金利を考えないと毎月5万円の支払いとなります。

しかし残価設定ローンを利用すると、例えば車が5年後に100万円で下取りしてもらえるとすると、200万円を60回払いで支払うということになり、毎月3万3千円となります。

ただしデメリットももちろんあり、残価設定ローンは下取りを前提としているため、契約が終わっても車が自分のものになるわけではありません。

残価設定ローンの契約が終わった場合には下取りに出して新しい車に買い換えるか、残価を支払って車に乗り続けるか、返却をするという形になります。

また、残価設定ローンの場合は車を下取りに出すことが前提になっているため、走行距離に制限があったり、傷や凹みにも十分に注意する必要もあります。

値引きに関しては手数料や時期などの関係で残価設定ローンなら値引きができるという可能性も多少はあるかもしれません。

ただ、やはり残価設定ローンを利用したからといって値引き額が大きく変わるという可能性は少ないので気をつけましょう。

クラウンと競合車種の特徴

先ほど値引きのコツとして用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示することをあげました。

そこで、クラウンの特徴や競合車種が具体的にどのように違うのか、どの点が似てるのかなどを把握しておきましょう。

クラウン

引用：https://toyota.jp/crown/gallery/?padid=from_crown_top_navi-menu_gallery

1955年の初代登場から現在まで「いつかはクラウン」というキャッチコピーが広く浸透したことからも分かるように、日本を代表する高級セダンであり続けたことこそクラウン最大の特徴と言えるでしょう。

クラウンの現行モデルは2018年6月に販売が開始された15代目のモデルで、歴代クラウンとの大きな違いは「若返りを狙った」といわれるコンセプトの変化です。

歴代のクラウンは熱心なファンに支えられてきたのですが、皮肉なことにその結果が「クラウンオーナーの高齢化」でした。若い世代への訴求はクラウン生き残りのため必然だったのです。

最新の流行を取り入れたデザインに、先進のコネクディッド機能を備えたナビゲーション＆サウンドシステム、そして欧州で鍛えたスポーティーな走りを前面に出したのが15代目クラウンなのです。

安全装備もトヨタ最新の「Toyota Safety Sense」を全車標準搭載し、予防安全機能ではAIが体調急変などドライバーが運転操作が出来ない状態だと判断すると、後続車に追突されないよう徐々に減速して自車線内に停車させて救命救急をサポートする「ドライバー異常時対応システム」や、衝突回避被害軽減システム「プリクラッシュセーフティ」、全車速対応の「レーダークルーズコントロール」など、さすがクラウンといえる充実装備です。

次に予定されているフルモデルチェンジでは長年続けてきたFRベースのセダンから、FFベースのクーペ風のスタイルに変更されるという噂があるので、保守的なセダンスタイルは現行型クラウンで最期になるかもしれません。

フーガ

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/fuga/exterior_interior.html

フーガは日産自動車のフラッグシップ・セダンとしてクラウンと長年ライバル関係にある車です。2004年にセドリック・グロリアの後継車種としてデビューし、現行モデルは2009年販売を開始した2代目モデルです。

非常にモデルサイクルの長いフーガですが、日産自動車は現行フーガをもって高級セダン市場からの撤退を発表しており、フーガも2022年の夏を目途に生産終了となります。

現行型も登場から12年以上経過していますが、改良を重ねて「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「ハイビームアシスト」「インテリジェント クルーズコントロール」を全車標準装備と、安全装備も充実しています。

しかしフーガはクラウンと比べ古さは否めず、廃版も決まっていることからかなり大きな値引きが期待できます。この点はフーガの大きな魅力かもしれません。

Cクラス

引用：https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/c-class/saloon-w206/c-class-sedan/explore.html・ベンツ日本 (mercedes-benz.co.jp)

言わずと知れた世界最古の自動車メーカーであるメルセデスベンツ社のDセグメントのセダンがCクラスです。実は後述するBMW・3シリーズやアウディ・A4もDセグメントの車で、クラウンがカテゴライズされるEセグメントより1つ下のモデルになります。

しかし価格帯の比較すると真向ぶつかり合うライバル車と言えるので、今回はドイツ車の御三家のDセグメントセダンを競合車としました。

現行Cクラスは2021年に日本に導入された5代目モデルです。つまりかなりの最新モデルで、そのエクステリアやインテリアを見ただけで先進性が伝わってくるところが魅力であり特徴でもあります。

ラインナップは1.5Lガソリンエンジンと2.0Lのクリーンディーゼルターボにマイルドハイブリッドを搭載したモデルと、2.0Lガソリンエンジンにプラグインハイブリッドを組み合わせたものになり、純粋にエンジンだけで走るモデルはありません。

最新モデルだけに安全装備も最新技術が盛り込まれていて、予防安全装置もドライビングアシストも格段に進化しています。

内装などの質感も群を抜いた上質さなので、トヨタディーラーで「Cクラスで迷っている」という言葉の真実味も増すでしょう。

3シリーズ

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/3-series/sedan/2021/3-series.html

BMW社のモデルのなかで一番売れているのが3シリーズで、歴代モデルの共通する「駆けぬける喜び」を追求した圧倒的なハンドリング性能で、運転することが楽しく感じることが最大の特徴です。

現行モデルは2019年に販売開始された3シリーズとしては7代目になります。常に先進技術を盛り込んでくることもBMWの特徴ですが、縦列駐車や並列駐車を自動で行う「パーキング・アシスト」や、あらゆる局面で危険回避のサポートをしてくれる「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」など、惜しげもなく搭載されています。

またドライバーと会話を通して車が学習・進化していく「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスト」はAI技術を駆使した「進化した車のあり方」を感じさせてくれるでしょう。

インテリアデザインも一昔前のような素っ気なさはなくなり、高級感あふれるデザインと質感に進化しています。

走りを意識した現行クラウンにとって、ドライビング面で真のライバルはBMW3シリーズなのかもしれません。

A4

引用：https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a4/a4.html

A4はアウディのDセグメントを担うプレミアムセダンで、他社のそれと違い元から4WDを前提としたFFベースの設計となっているところが最大の特徴です。

高級車の多くは「大型エンジンが搭載しやすい」「ハンドリング性能に優れる」などの理由でFRレイアウトを採用することが多いのですが、アウディがFFレイアウトを採用する最大の理由が「クワトロ」という4輪駆動システムの存在です。

現行A4が2015年登場の5代目モデルで、今では当たり前になった全画面液晶表示の「バーチャルコックピット」を搭載するなど、先進性ではライバルにひけをとっていません。

A4は早ければ2022年終盤のフルモデルチェンジが予想されており、プレミアムセダンの中では大きな値引きが期待できる状況です。

まとめ

今回はクラウンの値引き相場や値引きを行うためのポイントについて解説してきました。

フルモデルチェンジ前まで、クラウンの値引き相場はディーラーの受注可能な台数と引き合いの数とのバランスで比較的高いまま推移するのか、少し微妙なところがあります。

当記事を参考にして、少しでも納得のいく値引き交渉ができるように、戦略を立てておきましょう！

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