【限界値引きへの挑戦】ピクシス トラックの値引き交渉のコツや相場はどのくらい？

ピクシス トラックの値引き額の相場と目標額

引用：https://toyota.jp/pixistruck/

ピクシストラックはトヨタ自動車がダイハツ工業のハイゼットトラックのOEM供給を受けて販売している、キャブオーバー型の軽トラックです。

農家向けに特化したモデルがあるなど、かなり用途が限定される特殊な軽自動車なので、乗用車の値引きとは少し違った角度で交渉しなければなりません。

ここからは具体的な値引き額や目標とすべき値引き額はどれくらいなのかと、ピクシストラックならではの交渉術について解説していきます。 

ピクシス トラックの値引き相場

ピクシストラックの値引き相場は、車両値引き額平均5万円、オプション値引き額平均5万円（合計10万円）です。

もともとの販売価格が低くディーラーの粗利も少ない車種なので、値引き額という点ではあまり期待できないのが現実です。装備を出来るだけ削減している商用車の特徴と言えますが、モデルサイクルも長く実用車としてリセールバリューも高い点は考慮しましょう。

2014年9月のフルモデルチェンジからかなり期間が経過していますが、兄弟車のハイゼットトラックの先代モデルが15年以上フルモデルチェンジをしなかったことから、まだ現行モデルでの販売は続くと予想されます。

この手の商用車はモデルチェンジなどの時期は意識しない方が良いでしょう。

ピクシス トラックの目標値引き額

ピクシストラックの目標値引き額は車両とオプションを含め、約15万円になります。

もっともこれはオプションを増やしたときの目標額で、車両本体だけで考えると10万円前後が限界値引き額です。

あまり値引きにこだわりすぎるより、定期点検割引などアフターサービスで実利をとった方が、賢い選択と言えます。

ピクシス トラックを値引きしてもらった人の口コミ

軽トラ9.5万円の値引きに成功。
➕サポカー補助金7万円ゲット。
9月下旬納車予定
TOYOTA ピクシストラック
今から二郎へ

— ACNAN (@kataribiton) August 21, 2020

ピクシストラックの値引きに関する口コミを見てみると、上記のような口コミを確認することができました。農業用途での購入が多いようで、そもそも口コミをする人が極端に少ない車種です。

ピクシストラックは低価格な実用車なので値引き額は5万円前後が多いようです。

ピクシストラックの価格交渉では、事前に情報収集して準備するとともに、販売店の担当者と良好な関係を作ることが、結果的に満足のいく商談となるポイントです。

ピクシス トラックを値引きしてもらうコツ

相場と口コミを見て、値引き交渉には事前情報が大切であることが確認できました。

ここからは具体的にピクシス トラックを目標の値引き額まで引き上げるコツについて解説していきます。

競合車種を提示する

引用：https://toyota.jp/pixistruck/

ピクシス トラックを値引き交渉する際には、用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示してみると良いでしょう。

特に初回から値引きの相談をしてしまうと、先方も引いてしまうこともあります。

競合車種を出すことで、「他車を購入されてしまう」という危機感を先方に抱かせることができるので、本当に値引き可能な額を提示してもらいやすくなります。

ピクシス トラックの競合となるのは以下のような車種です。

• スズキ・キャリイ

• ダイハツ・ハイゼットトラック

• ホンダ・アクティトラック

初回は値引き交渉というよりも、ピクシストラックもいいけどキャリイやハイゼットトラックでも迷っている、妻はキャリイにしたがっているというように競合車種で悩んでいることを伝えるようにしましょう。

あくまで本命を伝えずに迷っていること、具体的な金額も伏せておくことがおすすめです。

農業用の実用車としてなら機能性で悩むところですが、最近デコ車など商用以外でも注目される軽トラックなので、目的によってはディーラーで話す内容も変わってきます。いずれにせよ本命を悟られないように悩んでいることを話してみましょう。

ディーラーで競合させる

車を販売するディーラーには、メーカーが直営している場所とそのフランチャイズ店が存在します。

これにより、同じ正規のディーラーではありますが、経営している会社が違うという現象が起きます。

すると、同じ車を扱っていてもライバル店のようになっていますので、どちらも販売台数などの目標があり、自分の店で車を売りたいということになります。

これを利用して、ディーラー同士で価格を競合させることで、さらなる値引きを目指すことができます。

ディーラーのホームページにて、会社情報を確認し、経営している会社が異なれば競合に持ち込める可能性があります。

購入を検討する店舗を複数リストアップし、値引き額を比較して交渉しましょう！

2回目以降の交渉の際は他のディーラーはいくら値引きしてくれた、競合車でのところではいくらだったのでいくらになるならここで買いますという具体的な金額なども言いながら交渉を進めましょう。

契約を匂わせながら具体的な交渉をすることで、値引きをしてくれる可能性が高くなります。

また、本体価格が値引きできなくても、数万円程度のオプションなどもサービスしてくれるかもしれません。

オプションで値引きしてもらう

純正のオプションをはずし、社外品を使用するもしくはつけないという選択をすることで、値引きが可能です。

	純正品	社外品
カーナビ	107,800円〜275,000円	27,800円〜269,760円	8万円〜16万円 お得！
ドライブレコーダー	39,600円〜42,900円 （フロントのみ）	1,000円〜20,301円	2万円〜4万円 お得！
フロアマット	58,300円	19,800円	4万円 お得！
ETC	11,000円〜27,500円	5,778円〜21,000円	0.5万円〜2万円 お得！

特にフロアマットの社外品は破れやすく、サイズがずれてしまっていることも多いため、フロアマットだけは純正という選択肢も持った方が良いかもしれません。

その他、カーナビやドライブレコーダーにもグレードがあるので、オプションを追加するにしても必要な性能のオプションを選びましょう。

また、オプションも値引き交渉の材料にもなります。

契約直前で少しまだ少し悩んでいる、もう一押し欲しいという場合には社外品の取り付けの工賃であったり、車検や点検をしてくれるメンテナンスパックをサービスしてくれる可能性もあります。

契約直前にこういったオプションをサービスしてくれたら契約する！という風に伝えてみることもおすすめです。

愛車を買い取ってもらい資金を作る

先ほども解説したように、新車をなるべく安く買うためには、現在所有している車の処分の仕方も大切なポイントになります。

ディーラーで下取りを行うのが最も簡単な方法ですが、ディーラーでの下取りはあくまで新車の値引きのために行われるものです。

そのため、あらかじめ調べた相場よりも、下取り額が相場より離れてしまう場合、査定してもらった中古車買取業者に買い取ってもらい、資金を作りましょう。

当記事では、グレードや走行距離による相場情報も掲載していますが、それらの項目を全て合わせた買取金額は車1つ1つで異なってきます。

詳しい査定額を知りたい方は最大30社一括査定が可能な「カーセンサー」で取引相場を確認すると良いでしょう。

実際に複数社の取引価格を把握しておくことで、下取りによる値引き額の交渉や買取交渉の際に損をせずに済むようになります。

車をなるべく高い売りたいと考えている方はまず、ネット査定で愛車の取引相場を知っておきましょう。

交渉時期を考える

車を買う際には時期も考えることで、大きな値引きをしてもらえるかもしれません。

大きな値引きが期待できる時期として、

• 2~3月の年度末決算期

• 6~7月のボーナス商戦

• 8月お盆明け～9月の中間決算期

• 12月のボーナス・年末商戦

この4つがあげられます。

特に年度末決算期である2~3月はディーラーでもキャンペーンなどを展開して、特別な値引きを受けることができる可能性もあります。

もちろん3つの時期でも特別な値引きが受けることができるかもしれません。

車を買う時期をずらしても問題ないという場合には、上記のような時期に購入することも検討しましょう。

残価設定ローンを利用して月々の支払いを抑える

車を安く購入する方法として、残価設定ローンを利用することもおすすめです。

そもそも残価設定ローンとはローンの支払方法のひとつで、残価設定型クレジットとも呼ばれています。

どのような支払方法かというと、契約時にあらかじめ残価と呼ばれる車の想定下取り価格を設定し、その下取り価格を差し引いた金額を毎月支払います。

例えば、300万円の車を5年の60回払いで買う場合は、金利を考えないと毎月5万円の支払いとなります。

しかし残価設定ローンを利用すると、例えば車が5年後に100万円で下取りしてもらえるとすると、200万円を60回払いで支払うということになり、毎月3万3千円となります。

ただしデメリットももちろんあり、残価設定ローンは下取りを前提としているため、契約が終わっても車が自分のものになるわけではありません。

残価設定ローンの契約が終わった場合には下取りに出して新しい車に買い換えるか、残価を支払って車に乗り続けるか、返却をするという形になります。

また、残価設定ローンの場合は車を下取りに出すことが前提になっているため、走行距離に制限があったり、傷や凹みにも十分に注意する必要もあります。

値引きに関しては手数料や時期などの関係で残価設定ローンなら値引きができるという可能性も多少はあるかもしれません。

ただ、やはり残価設定ローンを利用したからといって値引き額が大きく変わるという可能性は少ないので気をつけましょう。

ピクシス トラックと競合車種の特徴

 

先ほど値引きのコツとして用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示することをあげました。

そこで、ピクシス トラックの特徴や競合車種が具体的にどのように違うのか、どの点が似てるのかなどを把握しておきましょう。

ピクシストラック

引用：https://toyota.jp/pixistruck/

ピクシストラックはダイハツ・ハイゼットトラックのOEM供給を受けている兄弟車になります。ハイゼットトラックでランナップされている特装車や特別仕様車は用意されておらず、農業従事者向けに特化しているのが最大の特徴です

そのためピクシストラックのラインナップはシンプルで、標準グレードの「スタンダード」、最も農業従事者向けに特化した「スタンダード農業スペシャル」、装備充実の「エクストラ」の３グレードになります。

軽トラックで一番広い荷台面積による大きな積載力も魅力で、使用環境を考慮し錆に強いこともポイントです。アッパーボディ面積の100％に亜鉛メッキ鋼板を使用し、錆の発生を防ぐ三層塗装で錆保証期間を延長しています。さらにオプションで荷台に強力な防錆塗装を施した「ストロング防錆パック」も用意され、過酷な使用状況に耐え農業をバックアップする軽トラックです。

有償オプションも含まれますが、軽トラックには珍しくカラーバリエーションが豊富で、白を含めると全9色の中から好みのピクシストラックをチョイスできます。

キャリイ

引用：https://www.suzuki.co.jp/car/carry/

キャリイはスズキが販売するキャブオーバー型の軽トラックで、ピクシストラックと真っ向からぶつかるライバル車です。1961年にスズライト（スズキが初めて発売した4輪自動車）の本格的商用モデルとしてデビューし、現在では11代目モデルになります。

キャリイは予防安全装備が充実しており、軽トラックでは初となる「夜間の歩行者にも対応した衝突軽減ブレーキ」や「誤発進抑制機能・後方誤発進抑制機能」を搭載（グレードによりオプション）し、その安全性の高さが大きな特徴となっています。

また軽トラックの中で最軽量でありながら、もっともパワフルなエンジンを搭載しているので、それによる軽快な走りもキャリイの魅力の一つです。

キャリイは3社にOEM供給されており、日産「NT100クリッパー」、マツダ「スクラムトラック」、三菱「ミニキャブトラック」は全て兄弟車になります。

このキャリイには「スーパーキャリイ」という派生モデルがあり、キャビンを拡大することで居住性・快適性を高めたレジャーユースを意識したモデルです。

ハイゼットトラック

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/

ハイゼットトラックはピクシストラックと兄弟車で兄にあたる軽トラックです。現在も残っている軽トラックでは最古の1960年11月のデビューで、60年以上の歴史を持つ軽トラックの名門と言える存在です。

ハイゼットトラックの基本的なスペックはピクシストラックと同じですが、ピクサストラックにはないグレードがあります。運転席の天井を105mm高くしてヘルメットを被ったままでもゆとりのある「ハイルーフ」や、キャビンを後方に拡大してリクライニングシートを採用した「ジャンボ」など、用途に合わせた選択肢が多くなっています。

ハイゼットトラックの安全装備はピクサストラックと同様、一部グレードを除き「スマートアシスト」を搭載し、「衝突警報機能」「衝突回避支援ブレーキ機能」などで安全運転をサポートします。

2021年12月のマイナーチェンジにより、MT（マニュアル車）・CVT（オートマ車）を問わずアイドリングストップ機構「ecoIDLE」が標準で装備され、省エネにも配慮されたことも嬉しいポイントです。

アクティトラック

引用：https://www.honda.co.jp/auto-archive/actytruck/2021/

ホンダが43年9か月にわたり販売していたアクティトラックは2021年4月に販売を終了しました。しかし長年のファンも多く、中古車しかないとはいえピクシストラックのタイバルと言える存在です。

アクティトラックにはライバル車にはない特徴があり、軽トラックでありながらエンジンを荷台下に配置するMR（ミッドシップ・リア駆動）方式で、前後の重量配分がよく悪路でも駆動輪が空転しにくいという利点があったのです。

さらにリアのサスペンションにも部品点数が増えコストも高くなるド・ディオンアクスルを採用し、デコボコの激しい未舗装の農道でもその優れた乗り心地から特に果樹園などで重宝されました。

このような事情から比較的中古車価格も高く推移しているので、軽トラックを使うシチュエーションによっては十分選択肢に入ってくるのがアクティトラックです。

まとめ

今回はピクサストラックの値引き相場や値引きを行うためのポイントについて解説してきました。

もともと商用車はディーラーとしても薄利の商品なので、大幅な値引きは難しいのが現実です。値引きが難しいようなら点検などのアフターサービスで好条件を引き出すのもアリです。

当記事を参考にして、納得のいく値引き交渉ができるように、戦略を立てておきましょう！