【限界値引きへの挑戦】プリウス PHVの値引き交渉のコツや相場はどのくらい？

プリウス PHVの値引き額の相場と目標額

引用：https://toyota.jp/priusphv/gallery/?padid=from_priusphv_top_navi-menu_gallery

プリウスPHVはハイブリッド車プリウスをさらに進化させたプラグインハイブリッド（PHV）車です。プリウスのPHV社としては2代目にあたりますが、初代登場時から比べるとライバル車も増え、以前より値引き額が引き出しやすくなりました。

値引き難易度が下がった今は、値引き材料を用意して交渉に臨めば、大きな値引きをしてもらえる可能性があります。

ここからは具体的な値引き額や目標とすべき値引き額はどれくらいなのかについて解説していきます。

プリウス PHVの値引き相場

プリウスPHVの値引き相場は、車両値引き額平均25万円、オプション値引き額平均5万円（合計30万円）です。

車両本体価格からの値引きは大きな違いが出ないのですが、プリウスPHVは選べるオプションが豊富でオプションからの値引き額で大きな差が出ます。

プリウスは2022年12月のフルモデルチェンジが予定されており、発売時期は異なるもののプリウスPHVも新型へ移行する予定です。さらにプリウスとしては初のEVモデルの発売もアナウンスされているので、これから値引き幅が大きくなる可能性もあります。

トヨタ自動車が「次世代環境車の柱」と位置づけるプラグインハイブリッドなので、次期型プリウスPHVは値引きが期待できない期間が長いことが予想されます。

それを踏まえると、完成度の高い現行型プリウスPHVを、大きな値引きを期待できる今のうちに購入するのも有力な選択肢と言えます。

プリウス PHVの目標値引き額

プリウスPHVの目標値引き額は車両とオプションを含め、約40万円になります。

しかし豊富に用意されているオプションを多く付けるのであれば、オプションが増えるほど値引き額は増える傾向にあり、70万円以上の値引き額に達する事例もあります。

プリウス PHVを値引きしてもらった人の口コミ

#はてなハイク　#何の報告かわかりませんが
ホンダインサイトの見積もりをもらってきました。
一声値引き15万円は、多いのか少ないのか。
本体価格がプリウスPHV-S　ｾｰﾌﾃｨパッケージと同じなので、トータルも同じ、支払いプランも同じ。
どっちかの車安くして･･･。

— プリウス2009～2016 (@sprintergt2000) April 10, 2019

私もプリウス PHV1発目、ほぼオプションなしで45値引きでビビりました😱

— レイヴン (@MAZDARX8TypeRS) January 28, 2022

テスラ界隈では不人気なプリウスPHV
知人の見積に付き添う

営業マン曰く1割引出来るとのことで
360万円(税込)

CEV補助金22万円の説明はあったが、環境省40万円に関して聞くと、補助金の存在自体知らないとの事🤔(資料もCEVのみ)

トヨタDは環境省補助金は推進してなさそうな印象#プリウスPHV pic.twitter.com/dNXZGx9y4M

— てる テスラ モデル3 (@teru_tesla) August 10, 2021

プリウスPHVの見積書貰って来て検討中。
買えない事も無いが………(^^;; pic.twitter.com/KZxk6P8JUn

— モジャオ@YZF-R7 60th Anniversary (@hebutann) July 22, 2018

プリウスPHVの値引きに関する口コミを見てみると、上記のような口コミを確認することができました。

モデルサイクルの終盤が近づいていることから、ディーラーごとの対応にばらつきが見られるようで、特に交渉もせず45万円の値引き提示を受けた例も見られます。

一方で15万円までしか引き出せない事例もあり、事前の値引き情報やディーラー情報を調べてから交渉に臨むことが得策と言えます。

プリウス PHVを値引きしてもらうコツ

相場と口コミを見て、値引き交渉には事前情報が大切であることが確認できました。

ここからは具体的にプリウス PHVを目標の値引き額まで引き上げるコツについて解説していきます。

競合車種を提示する

引用：https://toyota.jp/priusphv/gallery/?padid=from_priusphv_top_navi-menu_gallery

プリウス PHVを値引き交渉する際には、用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示してみると良いでしょう。

特に初回から値引きの相談をしてしまうと、先方も引いてしまうこともあります。

競合車種を出すことで、「他車を購入されてしまう」という危機感を先方に抱かせることができるので、本当に値引き可能な額を提示してもらいやすくなります。

プリウス PHVの競合となるのは以下のような車種です。

• 日産・リーフ

• 三菱・アウトランダー

• MINI・クロスオーバーPHEV

• トヨタ・プリウス

初回は値引き交渉というより、「環境にやさしい車に興味がある」などプラグインハイブリッドがお目当てだと知られないようにし、リーフやプリウスも気になっていると伝えるのがよいでしょう。また妻はMINIが気になっているようだなど、自分一人では決定できないと思わせることも大事です。

あくまで本命を伝えずに迷っていること、具体的な金額も伏せておくことがおすすめです。

災害時などに車から家庭用の電気が取り出せることで注目を集めるプリウスPHVですが、あくまでエコカーを前面に出して「いろいろな車種を検討したい」と言って交渉を進めるのが良いでしょう。

ディーラーで競合させる

車を販売するディーラーには、メーカーが直営している場所とそのフランチャイズ店が存在します。

これにより、同じ正規のディーラーではありますが、経営している会社が違うという現象が起きます。

すると、同じ車を扱っていてもライバル店のようになっていますので、どちらも販売台数などの目標があり、自分の店で車を売りたいということになります。

これを利用して、ディーラー同士で価格を競合させることで、さらなる値引きを目指すことができます。

ディーラーのホームページにて、会社情報を確認し、経営している会社が異なれば競合に持ち込める可能性があります。

購入を検討する店舗を複数リストアップし、値引き額を比較して交渉しましょう！

2回目以降の交渉の際は他のディーラーはいくら値引きしてくれた、競合車でのところではいくらだったのでいくらになるならここで買いますという具体的な金額なども言いながら交渉を進めましょう。

契約を匂わせながら具体的な交渉をすることで、値引きをしてくれる可能性が高くなります。

また、本体価格が値引きできなくても、数万円程度のオプションなどもサービスしてくれるかもしれません。

オプションで値引きしてもらう

純正のオプションをはずし、社外品を使用するもしくはつけないという選択をすることで、値引きが可能です。

	純正品	社外品
カーナビ	107,800円〜275,000円	27,800円〜269,760円	8万円〜16万円 お得！
ドライブレコーダー	39,600円〜42,900円 （フロントのみ）	1,000円〜20,301円	2万円〜4万円 お得！
フロアマット	58,300円	19,800円	4万円 お得！
ETC	11,000円〜27,500円	5,778円〜21,000円	0.5万円〜2万円 お得！

特にフロアマットの社外品は破れやすく、サイズがずれてしまっていることも多いため、フロアマットだけは純正という選択肢も持った方が良いかもしれません。

その他、カーナビやドライブレコーダーにもグレードがあるので、オプションを追加するにしても必要な性能のオプションを選びましょう。

また、オプションも値引き交渉の材料にもなります。

契約直前で少しまだ少し悩んでいる、もう一押し欲しいという場合には社外品の取り付けの工賃であったり、車検や点検をしてくれるメンテナンスパックをサービスしてくれる可能性もあります。

契約直前にこういったオプションをサービスしてくれたら契約する！という風に伝えてみることもおすすめです。

愛車を買い取ってもらい資金を作る

先ほども解説したように、新車をなるべく安く買うためには、現在所有している車の処分の仕方も大切なポイントになります。

ディーラーで下取りを行うのが最も簡単な方法ですが、ディーラーでの下取りはあくまで新車の値引きのために行われるものです。

そのため、あらかじめ調べた相場よりも、下取り額が相場より離れてしまう場合、査定してもらった中古車買取業者に買い取ってもらい、資金を作りましょう。

当記事では、グレードや走行距離による相場情報も掲載していますが、それらの項目を全て合わせた買取金額は車1つ1つで異なってきます。

詳しい査定額を知りたい方は最大30社一括査定が可能な「カーセンサー」で取引相場を確認すると良いでしょう。

実際に複数社の取引価格を把握しておくことで、下取りによる値引き額の交渉や買取交渉の際に損をせずに済むようになります。

車をなるべく高い売りたいと考えている方はまず、ネット査定で愛車の取引相場を知っておきましょう。

交渉時期を考える

車を買う際には時期も考えることで、大きな値引きをしてもらえるかもしれません。

大きな値引きが期待できる時期として、

• 2~3月の年度末決算期

• 6~7月のボーナス商戦

• 8月お盆明け～9月の中間決算期

• 12月のボーナス・年末商戦

この4つがあげられます。

特に年度末決算期である2~3月はディーラーでもキャンペーンなどを展開して、特別な値引きを受けることができる可能性もあります。

もちろん3つの時期でも特別な値引きが受けることができるかもしれません。

車を買う時期をずらしても問題ないという場合には、上記のような時期に購入することも検討しましょう。

残価設定ローンを利用して月々の支払いを抑える

車を安く購入する方法として、残価設定ローンを利用することもおすすめです。

そもそも残価設定ローンとはローンの支払方法のひとつで、残価設定型クレジットとも呼ばれています。

どのような支払方法かというと、契約時にあらかじめ残価と呼ばれる車の想定下取り価格を設定し、その下取り価格を差し引いた金額を毎月支払います。

例えば、300万円の車を5年の60回払いで買う場合は、金利を考えないと毎月5万円の支払いとなります。

しかし残価設定ローンを利用すると、例えば車が5年後に100万円で下取りしてもらえるとすると、200万円を60回払いで支払うということになり、毎月3万3千円となります。

ただしデメリットももちろんあり、残価設定ローンは下取りを前提としているため、契約が終わっても車が自分のものになるわけではありません。

残価設定ローンの契約が終わった場合には下取りに出して新しい車に買い換えるか、残価を支払って車に乗り続けるか、返却をするという形になります。

また、残価設定ローンの場合は車を下取りに出すことが前提になっているため、走行距離に制限があったり、傷や凹みにも十分に注意する必要もあります。

値引きに関しては手数料や時期などの関係で残価設定ローンなら値引きができるという可能性も多少はあるかもしれません。

ただ、やはり残価設定ローンを利用したからといって値引き額が大きく変わるという可能性は少ないので気をつけましょう。

プリウス PHVと競合車種の特徴

 

先ほど値引きのコツとして用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示することをあげました。

そこで、プリウス PHVの特徴や競合車種が具体的にどのように違うのか、どの点が似てるのかなどを把握しておきましょう。

プリウスPHV

引用：https://toyota.jp/priusphv/gallery/?padid=from_priusphv_top_navi-menu_gallery

プリウスPHVは世界的なヒットでエコカーの代名詞的存在になったプリウスのプラグインハイブリッドモデルです。プリウスPHVとしては2代目のモデルになるのですが、先代モデルの商業的失敗の反省を生かしてEV走行距離を大幅に伸ばしたうえに、プリウスPHVと一目でわかる専用デザインとしています。

電気だけで走れるEV走行可能距離は前モデルの26.4kmという微妙な距離から68.2kmと大幅に伸び、オプション装備ですがルーフにソーラーパネルを装着し、パネルからの発電だけで年間約1,800km走行できます（理論値）。

プラグインハイブリッド車ならではの特徴として、災害などの停電時に家庭用電源車として使える点があります。ガソリンが満タンの状態であれば一般家庭の約4～5日分の電源をまかなえるので、災害時だけではなくアウトドアでも助かる機能です。

安全装備も充実しており、プリウスPHVには全車標準で「トヨタセーフティーセンス」が搭載されています。単眼カメラとミリ波レーダーで前方の歩行者及び車両を検知して、衝突の危険性があると判断した場合はまず警報でドライバーに警告を発する「プリクラッシュセーフティー」、車線逸脱を回避する「レーンディパーチャーアラート」などです。

トヨタセーフティーセンス以外にも、アクセルとブレーキの踏み間違いによる衝突を軽減する「パーキングサポートブレーキ」、スイッチを押すだけでキレイに駐車できる「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」など、あらゆる角度から運転をサポートしてくれます。

プリウスPHVはモデル末期に近づいていますが、毎年行われている改良によって完成度が非常に高くなっているのです。

リーフ

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/charge.html

リーフは2010年から販売している「世界初の量産型電気自動車（EV）」です。現在販売されているリーフは2017年9月にデビューした2代目モデルで、リーフ発売時に弱点と言われていた航続距離も200kmから400km（JC08モード）に伸ばしました。

EVなので当然のように感じますが、細かい改良の積み重ねで高級プレミアムセダンを超えるような静粛性を実現しています。内燃機関ではなくモーターで駆動するリーフは、アクセルを踏んだ時のレスポンスの良さや、加速の力強さはEVならではの特徴です。

安全装備やドライビングアシスト機能の充実度は群を抜いており、これがリーフ最大の特徴と言えます。予防安全機能の「エマージェンシーブレーキ」や「クルーズコントロール」などに加え、上空から見下ろしたような映像を提供する「アラウンドビューモニター」や、車両後方の映像をバックミラーに映し出す「インテリジェントルームミラー」など近未来を感じさせてくれる装備です。

日産自動車ご自慢の「プロパイロット」も進化し、自動運転に一歩近づいたオートクルーズ機能に、後退駐車から前向き駐車、縦列駐車のすべてに対応する「プロパイロットパーキング」も駐車が苦手な人にはありがたい機能です。

充電スポットなどのインフラも充実し、月々2,000円で、日産ディーラーや高速SAなどにあるNCSの急速充電が使い放題になる「使いホーダイプラン」もあることから、EVの普段使いも現実的になってきてるのです。

アウトランダーPHEV

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/exterior/

アウトランダーPHEVは日本ではプリウスPHVに続いて2番目に発売された（2012年12月）プラグインハイブリッド車です。SUVスタイルのアウトランダーPHEVはそれ自体が最大の特徴であり、世界で一番売れているSUVのプラグインハイブリッド車なのです。

プラグインハイブリッドながら前後輪で独立した高出力モーターで駆動する圧倒的な加速感もアウトランダーPHEVの魅力で、ヨーロッパ市場での売れ行きを見ても納得です。

現行モデルは2021年12月に販売を開始された3代目で、ご存じのように三菱自動車もルノー・日産グループの一員で、安全装備もリーフのそれを踏襲しています。EV走行可能距離は87km（WLTCモード）とプリウスPHVのそれを上回っており、また非常時の家庭用電源として約12日分の家庭電力をまかなえます（満タン時）。

アウトランダーPHEVはプリウスPHVよりワンランク上の車種で、最廉価グレードでも460万円以上の価格です。しかも新型の売れ行きも好調で値引きはほとんど期待できません。乗用車タイプのプリウスPHVと、SUVスタイルのアウトランダーPHEVと、一見土俵が違うようですが、プラグインハイブリッドという点は共通しており、ライバルなのは確かです。

プリウス

引用：https://toyota.jp/prius/gallery/?padid=from_prius_top_navi-menu_gallery

言うまでもありませんが、プリウスは世界初の量産型ハイブリッドカーで、エコ自動車全体をけん引してきたと言っても過言ではありません。エンジンとモーターを組み合わせ最適化することで、驚異的な燃費性能を実現したハイブリッドシステムが特徴です。

現行型は2015年にデビューした4代目モデルですが、2022年12月のフルモデルチェンジが予定されており、モデル最末期と言えます。TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）採用による走行性能は今でも高いレベルにあります。

基本的装備についてはプリウスPHVと同じで、トヨタセーフティーセンスなど安全装備も充実しており、違いと言えば充電できたり電源として利用できたりするかのみと言えます。

実はプリウスPHVの最大のライバルはプリウスという声があり、そもそもの車両価格の差や値引き額の差もあって、どちらにするか悩む方が多い選択なのです。

もしプリウスを検討するのであれば、プリウスPHVの商談をするディーラーとは違うディーラーで見積もりを貰うようにしましょう。

まとめ

今回はプリウスPHVの値引き相場や値引きを行うためのポイントについて解説してきました。

プリウスとプリウスPHVはともにフルモデルチェンジが予定されていますが、時期のずれもあることからディーラー側の思惑も変わってくる可能性があります。その見定めも重要になってくるでしょう。

当記事を参考にして、納得のいく値引き交渉ができるように、戦略を立てておきましょう！