Contents
ハイエースの値引き額の相場と目標額
引用:https://toyota.jp/hiacevan/gallery/?padid=from_hiacevan_top_navi-menu_gallery
値引き難易度 |
難しい~普通 |
平均値引き額
(本体値引き) |
30万円 |
平均値引き額
(オプション) |
10万円 |
平均値引き額合計 |
40万円 |
目標値引き額 |
45万円 |
実用的なワンボックスカーとしては国内はもとより、海外でも絶大な人気を誇るトヨタ・ハイエースです。そんなハイエースですが現行モデルは2004年に発売を開始した5代目モデルで、2020年5月に安全装備が追加された6型になっています。2023年にはフルモデルチェンジが予定されてるので、モデル末期に差し掛かっているのが現状のハイエースです。
そんな事情もあり、上手く交渉することで大きな値引きも期待できるので、ハイエースの購入を検討している方にとっては絶好の機会が訪れているといえる状況です。ただ、なんの考えもなしにディーラーへ行くよりは、ハイエースの値引き情報を知ったうえでディーラーへ行き、無駄に高く買うことのないようにしましょう。
ここからハイエースの現在の立ち位置を踏まえたうえ、具体的な値引き目標額や、そのために知っておくべき知識について解説していきます。
ハイエースの値引き相場
ハイエースのラインナップは大きく分けると現場系のイメージが強いVAN(バン)系と、送迎などに使われるワゴン系になります。グレードの種類も多いのですが、ハイエースの値引き相場はどのグレードも、車両値引き額平均30万円、オプション値引き額平均10万円(合計40万円)です。
ただ車両本体価格は最上位のグレードで約400万円、最廉価グレードで約235万円とかなり差があるので、車両値引きに関しては本体価格の10%が一つの目安となります。つまり上位グレードになれば値引き額自体は大きくなる傾向があるのです。
ハイエースの目標値引き額
ハイエースの目標値引き額は車両とオプションを含め、最廉価のハイエースバンDXで約30万円、最上位のハイエースワゴン・グランドキャビンで50万円と幅があります。
先ほども触れたとおり、車両の値引き額は本体価格の10%が目安となるので、購入希望のグレードの価格を考えながら、値引き目標額を設定しましょう。
ハイエースを値引きしてもらった人の口コミ
うひょー!
ハイエース見積もりしたった
500万くらいするぜ!
めちゃくそ値引きさせて、サービス付けてもらってジムニーの下取りで
256万!およそ半額といった感じか…!
新車の軽自動車料金と同じくらいかしら🤔
…いける! pic.twitter.com/fo8hv7xyuh— HTK (@hatake_cb400sf) March 13, 2022
車の商談でかなり疲れてこんな時間まで寝てしまった😅💦
さて戦果ですが、かなり値引きが渋いトヨペットですが、40万超の大台値引きをOKもらいました‼️
ハイエースはかなりの人気車種ゆえに値引きは厳しいのです❗
という訳でこの戦、大勝利としましょう🥳🎉🎶明日注文するぞ~😆✌️— HANちゃん (@HANchanmanZ) June 10, 2020
おはようございます!
飛び込み見積もり依頼の結果ハイエースの値引き率は10%〜12%でした。値引き対策のオプションやオイルパックなど不要なものも沢山あったので、まだまだ検討の必要有りです。この感じなら、本命ディーラーなら15%プラスαってところですかね。
— 闘う電工士L.W (@kj_ps5) April 25, 2021
ディーラーに見積もり頼みに来た。
やっぱハイエースの値引きは1割くらいか— モリス romi (@moriss46) May 6, 2021
ハイエースの値引きについて調べるとこのような口コミが見つかりましたが、オプションを込みで語っている方も多いようです。ただ概ね値引き相場の範囲内といった口コミです。
交渉の仕方やディーラーにもよりますが、中には値引きなしで買ってしまう人や、事前にリサーチしたうえ交渉を進め70万円以上の値引きを勝ち取った人もいるので、やはり事前にしっかり値引き相場や情報を整理して交渉に臨むようにしましょう。
-
- 値引きを成功させている人は70万円の値引きを実現している
-
- 対して、値引きなしの場合もある
ハイエースを値引きしてもらうコツ
相場と口コミを見て、値引き交渉には事前情報が大切であることが確認できました。
ここからは具体的にハイエースを目標の値引き額まで引き上げるコツについて解説していきます。
-
- 競合車種を提示する
-
- ディーラーで競合させる
- オプションで値引きしてもらう
- 愛車を買い取ってもらい資金を作る
競合車種を提示する
引用:https://toyota.jp/hiacevan/gallery/?padid=from_hiacevan_top_navi-menu_gallery
ハイエースを値引き交渉する際には、用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示してみると良いでしょう。
特に初回から値引きの相談をしてしまうと、先方も引いてしまうこともあります。
競合車種を出すことで、「他車を購入されてしまう」という危機感を先方に抱かせることができるので、本当に値引き可能な額を提示してもらいやすくなります。
ハイエースの競合となるのは以下のような車種です。
-
日産・NV350キャラバン
-
マツダ・ボンゴバン
-
いすゞ・COMO(コモ)
-
トヨタ・アルファード
-
三菱・デリカD5
ここで考えなければならないのは、そもそもハイエースをどのような用途のために購入を検討しているかです。業務で使うための商用車としてなのか、アウトドアなどプライベートで使うための車なのか、そのいずれかで交渉も変わってきます。
ハイエースに求めるものによってライバル車は変わってくるので、使用目的を整理したうえ交渉に持ち出すライバル車を想定しておきましょう。場合によっては思いもしないライバル車になるかもしれません。
最初にディーラーを訪れるときは、それとなく何のためにハイエースを検討しているのかを相談し、あまり具体的すぎる話は避ける方が良いでしょう。ディーラーも売るプロなので、同じ目的を持ってハイエースを買っていった事例を多く見ているはずです。
そこを見透かされてしまうとディーラーのペースに乗せられてしまい、結果的に高い買い物になる可能性があるので、出来るだけ「はやる心」を抑えることが肝心です。
車を販売するディーラーには、メーカーが直営している場所とそのフランチャイズ店が存在します。 これにより、同じ正規のディーラーではありますが、経営している会社が違うという現象が起きます。 すると、同じ車を扱っていてもライバル店のようになっていますので、どちらも販売台数などの目標があり、自分の店で車を売りたいということになります。 これを利用して、ディーラー同士で価格を競合させることで、さらなる値引きを目指すことができます。 ディーラーのホームページにて、会社情報を確認し、経営している会社が異なれば競合に持ち込める可能性があります。 購入を検討する店舗を複数リストアップし、値引き額を比較して交渉しましょう! 2回目以降の交渉の際は他のディーラーはいくら値引きしてくれた、競合車でのところではいくらだったのでいくらになるならここで買いますという具体的な金額なども言いながら交渉を進めましょう。 契約を匂わせながら具体的な交渉をすることで、値引きをしてくれる可能性が高くなります。 また、本体価格が値引きできなくても、数万円程度のオプションなどもサービスしてくれるかもしれません。
純正のオプションをはずし、社外品を使用するもしくはつけないという選択をすることで、値引きが可能です。 (フロントのみ) いずれもディーラーオプションに含まれるものなので、後からでも純正を希望し、取り付けてもらうことは可能です。 特にフロアマットの社外品は破れやすく、サイズがずれてしまっていることも多いため、フロアマットだけは純正という選択肢も持った方が良いかもしれません。 その他、カーナビやドライブレコーダーにもグレードがあるので、オプションを追加するにしても必要な性能のオプションを選びましょう。 また、オプションも値引き交渉の材料にもなります。 契約直前で少しまだ少し悩んでいる、もう一押し欲しいという場合には社外品の取り付けの工賃であったり、車検や点検をしてくれるメンテナンスパックをサービスしてくれる可能性もあります。 契約直前にこういったオプションをサービスしてくれたら契約する!という風に伝えてみることもおすすめです。
先ほども解説したように、新車をなるべく安く買うためには、現在所有している車の処分の仕方も大切なポイントになります。 ディーラーで下取りを行うのが最も簡単な方法ですが、ディーラーでの下取りはあくまで新車の値引きのために行われるものです。 そのため、あらかじめ調べた相場よりも、下取り額が相場より離れてしまう場合、査定してもらった中古車買取業者に買い取ってもらい、資金を作りましょう。
当記事では、グレードや走行距離による相場情報も掲載していますが、それらの項目を全て合わせた買取金額は車1つ1つで異なってきます。
詳しい査定額を知りたい方は最大30社一括査定が可能な「カーセンサー」で取引相場を確認すると良いでしょう。
実際に複数社の取引価格を把握しておくことで、下取りによる値引き額の交渉や買取交渉の際に損をせずに済むようになります。
車をなるべく高い売りたいと考えている方はまず、ネット査定で愛車の取引相場を知っておきましょう。
ディーラーで競合させる
オプションで値引きしてもらう
純正品
社外品
カーナビ
107,800円〜275,000円
27,800円〜269,760円
8万円〜16万円 お得!
ドライブレコーダー
39,600円〜42,900円
1,000円〜20,301円
2万円〜4万円 お得!
フロアマット
58,300円
19,800円
4万円 お得!
ETC
11,000円〜27,500円
5,778円〜21,000円
0.5万円〜2万円 お得!
愛車を買い取ってもらい資金を作る
交渉時期を考える
車を買う際には時期も考えることで、大きな値引きをしてもらえるかもしれません。
大きな値引きが期待できる時期として、
-
2~3月の年度末決算期
-
6~7月のボーナス商戦
-
8月お盆明け~9月の中間決算期
-
12月のボーナス・年末商戦
この4つがあげられます。
特に年度末決算期である2~3月はディーラーでもキャンペーンなどを展開して、特別な値引きを受けることができる可能性もあります。
もちろん3つの時期でも特別な値引きが受けることができるかもしれません。
車を買う時期をずらしても問題ないという場合には、上記のような時期に購入することも検討しましょう。
残価設定ローンを利用して月々の支払いを抑える
車を安く購入する方法として、残価設定ローンを利用することもおすすめです。
そもそも残価設定ローンとはローンの支払方法のひとつで、残価設定型クレジットとも呼ばれています。
どのような支払方法かというと、契約時にあらかじめ残価と呼ばれる車の想定下取り価格を設定し、その下取り価格を差し引いた金額を毎月支払います。
例えば、300万円の車を5年の60回払いで買う場合は、金利を考えないと毎月5万円の支払いとなります。
しかし残価設定ローンを利用すると、例えば車が5年後に100万円で下取りしてもらえるとすると、200万円を60回払いで支払うということになり、毎月3万3千円となります。
ただしデメリットももちろんあり、残価設定ローンは下取りを前提としているため、契約が終わっても車が自分のものになるわけではありません。
残価設定ローンの契約が終わった場合には下取りに出して新しい車に買い換えるか、残価を支払って車に乗り続けるか、返却をするという形になります。
また、残価設定ローンの場合は車を下取りに出すことが前提になっているため、走行距離に制限があったり、傷や凹みにも十分に注意する必要もあります。
値引きに関しては手数料や時期などの関係で残価設定ローンなら値引きができるという可能性も多少はあるかもしれません。
ただ、やはり残価設定ローンを利用したからといって値引き額が大きく変わるという可能性は少ないので気をつけましょう。
ハイエースと競合車種の特徴
先ほど値引きのコツとして用途やスペックが似た競合車種の購入を検討していることを提示することをあげました。
そこで、ハイエースの特徴や競合車種が具体的にどのように違うのか、どの点が似てるのかなどを把握しておきましょう。
ハイエース
引用:https://toyota.jp/hiacevan/gallery/?padid=from_hiacevan_top_navi-menu_gallery
トヨタ自動車のハイエースは何にでも対応できる多目的性が最大の特徴です。それは乗車定員が2名のベース車から、14名まで乗ることが出来るコミューターまでの幅広さを見れば分かります。それは室内空間の広さによって実現されており、用途によって荷室としても乗車スペースにしても、柔軟に対応できるのです。
街で見かけるハイエースを見ると分かりますが、荷物や道具を運ぶための商用車や、病院・高齢者施設の送迎車、そして救急車などでもハイエースが使われています。また近年はキャンプなどのアウトドアレジャーや、車中泊を楽しむための趣味車としても人気を集めていて、改造用のカスタムパーツが豊富なこともポイントと言えるでしょう。
現行のハイエースは1967年に登場した初代から数えて5代目に当たるモデルで、2004年に販売を開始された息の長いモデルです。
故障しにくく信頼性が高いことから海外(特に発展途上国)での人気も高く、その影響もあってリセールバリューが高いことも、ハイエースの大きな特徴です。リセールバリューが高いことは、購入時の値引きと同じくらい価値があるので、この点もハイエースの人気につながっています。
NV350キャラバン
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan/exterior.html
NV350キャラバンは日本の大型ワンボックスカーではハイエースと双璧をなす存在で、長年真っ向からぶつかり合うライバル車です。初代キャラバンはハイエースから遅れること5年の1972年にデビューし、2012年に販売を開始した現行型で5代目にあたります。
現行型になってNV350キャラバンと車名を変更したのですが、その開発に当たってはライバル車ハイエースを徹底的に研究し、ハイエースを負かすために登場しました。実際に基本性能ではハイエースを上回るスペックを持っているのですが、残念ながら販売台数はハイエースの後塵を拝しています。
しかしそのためか、新車購入時にハイエースよりも大きな値引きが期待でき、リセールバリューさえ目をつぶれば有力な選択肢です。実際に値引き幅やハイエースより新しい車種であることで、NVキャラバンを選ぶオーナーが多いのです。
ボンゴバン
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/bongo-van/
ボンゴバンは5ナンバーサイズの商用車で、ハイエースより一回り小さいワンボックスカーです。小型ですが実用性に優れており、業務用車両として比較した場合は十分に対抗車種となるでしょう。
ボンゴのデビューはハイエースより早い1966年でベストセラーになったことから、「ワンボックスカー」という呼び方が一般的でなかった頃はワンボックスカーのことを「ボンゴ車」と呼ぶ人が多かったのです。
なおマツダは商用車からは完全撤退しており、2020年発売の現行型ボンゴバンはダイハツ工業のグランマックスのOEM供給を受けており、今後もマツダ独自での開発はないでしょう。
COMO(コモ)
引用:https://www.isuzu.co.jp/product/onebox/
コモを見ると日産キャラバンに似ているのですが、それも当然でキャラバンのOEM車両です。これをあえてライバル車として掲載したのは、いすゞ自動車と取引があれば有力な選択肢になるからで、完全に商用車としてのライバルです。
現在のいすゞ自動車は、ほぼトラック専業となっているので、運送業界に関係していなければキャラバンの方が無難な選択となります。
アルファード
引用:https://toyota.jp/alphard/gallery/?padid=from_alphard_top_gallary_exterior#des-ext
アルファードといえば日本の高級ミニバンの代名詞的存在ですが、ハイエースの購入目的によってはライバル車種となり得ます。商用車ベースで機能性を突き詰めたハイエースと、ラグジュアリーな乗用車のアルファードという、一見別カテゴリに見える両車です。しかし荷物を積んで人も多く載せるという点では共通項が多いのです。
アルファードは「大空間高級サルーン」というコンセプトに相応しい高級ミニバンで、現行型は2015年発売の3代目になります。アルファードもグレードが多く、エントリーモデルのX(約360万円)から最上級の特別車HYBRID Executive Lounge S(約775万円)まで18種類あります。
アルファードの特徴は乗り心地の良さと、押し出しの強いフロントマスクです。現行型が登場したときには賛否が分かれましたが、現在ではすっかり見慣れた顔になっています。また内装の質感も高いので、快適に移動する空間としてはワンランク上の存在がアルファードです。
デリカD5
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/exterior/index.html
デリカD5は「オールラウンダーミニバン」というコンセプトで開発された、直接のライバルがいない独特の存在感を放っています。ミニバンでありながら悪路走破性が高いという点が最大の特徴と言えます。
三菱自動車が「本格的アウトドアギア」と言うように、アウトドアの目的地に大人数と荷物を運ぶための車としては最強の存在です。ハイエースと比較すると、アウトドアの過程で力を発揮するデリカD5と、行ってからベースとして力を発揮するハイエースと、両車の特徴には明確な違いがあります。
2007年に登場してから改良を重ね続けて現在に至っている息の長いモデルですが、ミニバンにSUVの要素を加えたデリカD5は、季節を問わずアウトドアを楽しみたいユーザーにはうってつけのギアです。
まとめ
-
- 値引き相場は平均で40万円前後!高額の場合は70万円を越える実例も!
-
- キャラバン・ボンゴバン・コモ・アルファード・デリカD5、競合ディーラーなどと競合させ、値引き額を引き出そう!
-
- 社外品を使い、オプションでも値引き額を上乗せ!
-
- ネット査定をして損をしない愛車処分をする!
今回はハイエースの値引き相場や値引きを行うためのポイントについて解説してきました。
キャブオーバー型のワンボックスカーでは断トツの人気を誇るハイエースですが、モデル末期となり比較的高めの値引き相場が続くことが予想されています。ただ独特な存在なので、よく考えないと競合車種の的を外してしまいます。
当記事を参考にして、納得のいく値引き交渉ができるように、戦略を立てておきましょう!